血液検査・検査項目の見方と基準値

TP 総蛋白


総蛋白とは

血液中には100種類以上の蛋白質がありますが、すべての蛋白質の総量を総蛋白と言い、主にアルブミンとグロブリンの2種類に大別できます。

アルブミンは血液中の水分量を一定に保つ働きをしており、グロブリンは抗体を作るなどの、免疫機能の主役となっています。

食事から取った蛋白質は消化器官で20種類以上のアミノ酸に分解され、肝臓に運ばれます。

肝臓に運ばれたアミノ酸は人間の身体に合った形に作りかえられます。


肝臓は蛋白質を合成し、腎臓は不要になった蛋白質を分解し、ろ過して排出します。

血液中の蛋白質の量に異常があるということは、肝臓の蛋白質の製造機能の異常か、腎臓の機能低下により、尿中に蛋白質が漏れ出していると思われます。

健康な場合は血液中の総蛋白は一定の範囲に保たれていますが、肝臓、腎臓の病気によって増減します。また、栄養状態も反映します。

総蛋白の検査だけにとらわれず、他の肝臓機能の検査や尿蛋白の結果などと合わせて、総合的に判断します。

基準値  6.7〜8.3 g/dl


疑われる病気

基準値より高い場合
慢性肝炎、肝硬変、膠原病、多発性骨髄腫、高蛋白血症など

基準値より低い場合
重症の肝障害、肝硬変ネフローゼ症候群、栄養不良、消化吸収障害など

 





生化学検査
肝、胆、膵機能
TP 総蛋白
ALB アルブミン
T-Bil 総ビリルビン
D-Bil 直接ビリルビン
AST(GOT) アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
ALT(GPT) アラニンアミノトランスフェラーゼ
LDH 乳酸脱水素酵素
ALP アルカリフォスファターゼ
γ-GTP ガンマグルタミルトランスペプチターゼ
LAP ロイシンアミノペプチダーゼ
ChE コリンエステラーゼ
NH3 アンモニア
AMY アミラーゼ
腎機能
BUN 尿素窒素
CRE クレアチニン
尿酸代謝
UA 尿酸
脂質
T-CHO 総コレステロール
HDL-CHO HDL-コレステロール
LDL-CHO LDL-コレステロール
TG 中性脂肪
電解質
Na ナトリウム
Cl クロール
カリウム
Ca カルシウム
無機リン
Mg マグネシウム
血清鉄
Fe
UIBC 不飽和鉄結合能
TIBC 総鉄結合能
筋肉関連酵素
CK(CPK) クレアチンキナーゼ
炎症反応
CRP C反応性蛋白
RA リウマチ因子(リウマトイド因子)
糖代謝
GLU 血糖
HbA1c ヘモグロビンA1c(エイワンシー)
グリコアルブミン グリコアルブミン
IRI インスリン
血液一般検査
血球算定検査
WBC 白血球数
RBC 赤血球数
Hb(HGB) ヘモグロビン濃度
Ht(HTC) ヘマトクリット値
PLT 血小板数
HGM 血液像(白血球分画)
腫瘍マーカー
AFP α-フェトプロテイン
CEA がん胎児性抗原
CA19-9 CA19-9
CA125 CA125
CYFRA サイトケラチン19フラグメント
PSA 前立腺特異抗原
フェリチン フェリチン
SCC 扁平上皮がん関連抗原
TPA 組織ポリペプチド抗原